2016年07月07日

切っても切っても・・・その11

まるで梅雨が明けたかのような
暑い日が続いていますね〜

あまりに暑いので、
今年初めて事務局のエアコンのスイッチを入れたところ、
なんとエラー表示が出て動かないっ!
修理依頼の電話をしても、
「今は忙しいから行けない」とのツレない返事。

はぁ〜っ、あっつ〜い!

さて、今回は新入りさんの紹介です♪

プラナリアトラップ1.jpg

先月17日の夕方、
新たなプラナリアを採るために
トラップを仕掛けました。
小さなタッパーにたくさんの穴を開けたもの。
中にエサとなるレバーを入れています。

プラナリアトラップ2.jpg

田んぼの用水路の中に
トラップを沈めて一晩放置。

さて、プラナリアは採れるかな?

プラナリアトラップ3圧縮.jpg

翌18日の朝、トラップ回収。

重しとして入れていた石ころに
プラナリアがくっついているのが見えますね。

プラナリア1.jpg

昨年は6匹採れましたが、
今回は少なく、3匹だけ採集できました。

やっぱり、やしろの森の用水路は、
プラナリアの個体数が少ないようです。
多いところだと、
このトラップで何十匹と採集できるのだとか。

でも、場所によっては
在来種のナミウズムシではなく、
外来種のアメリカツノウズムシの方が
たくさん生息していることがあります。

その点、やしろの森では
今のところ外来種は確認していない(と思う)ので、
このままの環境を守りたいですね

プラナリアA.jpg

これはAちゃん。

プラナリアB.jpg

そして、Bちゃん。

プラナリアC.jpg

で、Cちゃん。

今回の命名はアルファベットにしました。
相変わらずテキトーな名づけ方です

そして、

プラナリアAB.jpg

これはABちゃん。

採集してすぐに個室飼育すればよかったのに、
ちょっと手抜きしてしばらく3匹一緒に
大部屋飼育していました。
ま、どれか1匹が分裂しても
どの個体が分裂したか判別できるし〜と
タカをくくっていたのですが。

6月29日の朝、様子を見に行くと
2匹が自然分裂していました。

ありゃりゃ、これじゃあ
どの個体の頭部と尾部がセットなのか
分からんやん・・・

ということで、
AちゃんとBちゃんの尻尾という意味で
ABちゃんとなりました。
すでに頭部を再生して、
小さなプラナリアとして元気に動き回ってます

そして、真夏のような暑さが続いているので、
昨日から発泡スチロールの箱に保冷剤を入れての
飼育を始めました。

職員は壊れたクーラーをうらめしげに眺めながら
暑いのを耐えているというのに、
プラナリアたちは
快適生活を送ってるなんてうらやましい〜!

by CT


posted by まも at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | プラナリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月16日

切っても切っても・・・その10

梅雨入りして、蒸し暑くなりましたね〜
今日も朝から雨。今は特に激しく降ってます。
気温20℃、湿度70%を超えるようになると
カビが発生しやすいんだとか。
暑くても爽やかだった5月よ、カムバ〜ック!

さて、久しぶりの「切っても切っても・・・」シリーズです。
第10回目の更新となりました。

プラナリア1.jpg
(完全体プラナリア その1)

昨年の秋に、プラナリア全個体が
体調悪化で頭部が溶けるという
危機に陥ったことは、
前回の記事でお知らせしたとおり。
そして、なんとか頭部が回復して喜んだのもつかの間、
本格的な寒さがやってきて、
自然分裂しなくなりました。

プラナリア2.jpg
(完全体プラナリア その2)

もしかしたら、水温低下によって
有性型が出現するかな〜?なんて淡い期待をしたけれど、
残念ながら出現せず・・・
それどころか、あまりの寒さで代謝が下がりすぎたのか、
食欲もなくなってしまい、
体のサイズが小さい個体は
さらに小さく縮んでしまって、
最後にはいなくなってしまう・・・という事態に

プラナリア5.jpg
(ぶつ切り直後のプラナリア)

少しずつ個体数を減らしながらも、
なんとか冬を乗り切ったのだけれど、
なぜか春になっても食欲が回復せず、
自然分裂の再開もないまま、5月の連休が明けてしまいました。

うーん、やっぱり、
昨年秋の体調不良が影響してるのかな?
このまま飼育を続けていても、
ダラダラと個体数が減っていくばかりかも。

プラナリア6.jpg
(ぶつ切りから再生したプラナリア)

ということで、
飼育日数414日目、5月13日に
全個体をもとの用水路にリリースしました。
上げ膳据え膳でも食欲がなかったのに、
自然界でちゃんと食べていけるのか心配だけれど、
なんとか元気を取り戻してくれることを祈るばかりです

プラナリア3.jpg
(頭を真っ二つにされたプラナリア)

そして。
新たに元気なプラナリアを採集して
飼育したいなと思っています。

天気にもよりますが、
17日(金)の夕方にトラップをしかけて、
18日(土)の朝に回収する予定にしています。
9時半ごろから回収に向かおうと思っていますので、
もし、興味のある方は事務局に声をかけてくださいね〜

プラナリア4.jpg
(双頭のプラナリア)

ちなみに、今回の写真は
わたし個人のコレクション、
リアルなプラナリア再生実験ストラップです
ぶつ切りにされた個体や双頭の個体もあって、
かなりいい感じでしょ?
こんな商品があるくらい、
実はプラナリアって人気の生き物なんですね〜

by CT
posted by まも at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | プラナリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月23日

切っても切っても・・・その9

久しぶりのプラナリア記事です。
全部死んじゃった〜とか、飽きたから飼育をやめた〜とか、
そういうわけじゃないんですよ。
飼育はちゃんと続行中です!
今日で303日目となりました

なぜ、4ヶ月も更新ができなかったか・・・
それは、前回の記事から約20日後のこと。
プラナリアたちの異変に気づいたのです!

異変について説明する前に、
まずは元気なプラナリアの様子から見ていきましょう〜

元気なプラナリア.jpg

下手くそな絵ですみません

とりあえず、普段の元気なプラナリアの姿はこんな感じ。
三角形の頭部からす〜っと伸びる体と尾部で、
飼育容器の底や壁面、あるいは水面を裏返って
スイスイ移動します。

大きい個体だと、マンガチックな寄り目が
肉眼でもよく観察できてかわいいんです

体を縮ませたプラナリア.jpg

飼育容器を揺らすなど刺激を与えると、
びっくりして体を縮めます。

絵が下手なので立体感をお伝えするのが難しいのですが、
プルンと丸く盛り上がってる感じ。
表面はツヤと張りがあるように見えます。

緊張が解けると、
ゆっくりと体を伸ばして
1枚目のような姿に戻って動き出します。

異変に気づいたのは、10月12日のこと。
まだまだ水温も高く、
本来なら自然分裂で個体数が増えていくはずの時期です。

5号ちゃんの13個体全部が、明らかにおかしいのです!
どうおかしいかと言うと・・・

元気のないプラナリア.jpg

体全体が弛緩したような感じ?
伸び伸びと移動することもなく、
容器を揺らして刺激しても体を縮めることなく、
とにかく動きがほとんどないのです。

しかも、よくよく観察すると、
どの個体も頭部の三角形がなくなってる!
再生中の頭部のようなツルンとした坊主頭に、
かろうじて観察できる小さい眼。
こんな姿になってしまいました。

何が起きたんだろう?どうすればいいんだろう?
悩んでいる数日のうちに、
なんと2号ちゃんも4号ちゃんも同じ状態に・・・!

ずっと同じ方法で飼育しているんだから、
考えられる原因は水質の変化しかない・・・そう考えました。

プラナリアの専門家にも相談してみたところ、
やはり水が原因だろうとのこと。
そして、体が弛緩したようになり頭部がなくなる(溶けると表現するらしい)のは、
プラナリアの体調が悪い典型的な症状とのこと。
また、一度このような症状が出ると、
回復させるのは難しいとのこと。

ええ〜っ、それは大変だ!!!

プラナリアを飼育する際、
一番いいのは元いた場所の水で飼育することです。
でも、それは難しいので、一般家庭などでは
水道水を沸騰させ常温に冷ましたものを使います。

でも、わたしはできるだけ自然に近い形で飼育したかったので、
公園にある手押しポンプで水を汲み上げて使っていたんです。
ポンプを50回くらい押してたまっていた水を出し切ったあと、
プラナリア用に使用していました。

どうやら、その水の質が変化したようなのです。
原因ははっきりとは分からないのだけれど、
ちょうどそのころ、ポンプが劣化により故障したんですよね。
もしかすると、ポンプにたまっていた水を汲み上げきれず、
鉄分?かなにか、プラナリアに有害な物質が含まれたのかもしれません。

最初の異変に気づいてから9日目、
飼育の水を水道水に切り替えました。

環境の変化に耐え切れなかったのか、
4号ちゃんは17個体だったのが1個体にまで減ってしまいました
でも、2号ちゃんと5号ちゃんは耐えてくれたのが救いでした

なんとか回復してくれ〜!と祈るような思いでいると、
2週間を過ぎたころから
体にツヤが戻り、少しずつ動きが見られるようになってきました。

そして、水道水に変えてから1ヶ月余りが経ったころ。
なんと!
見事にプラナリアたちは回復し、
しっかりと三角頭をもった姿に復活したのです!!

季節はすでに晩秋の11月末となっていました。
だんだん水温も低くなり、ほとんど自然分裂をしなくなりました。
つまり、再生能力が低下する季節ということなので、
新たな切断実験は春まで持ち越しとなりました。

プラナリアを飼育している研修室は日当たりが悪く、
外気温と同じくらいじゃない?というくらい寒い部屋です。
平均して週1回ほど、エアコンを使用するくらい。

なので、低水温の環境がトリガーになって、
もしかしたら無性型から有性型に変化するかな?なんて
淡い期待を抱いているのですが・・・
どうやら今のところはそんな兆候はなさそうです。残念!

もし、有性型に変化して卵をもった個体が出現したら、
小躍りしながらブログにアップしますね!

by CT
posted by まも at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | プラナリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

切っても切っても・・・その8

プラナリアを飼育し始めて、
今日で181日目となりましたぴかぴか(新しい)

保冷材作戦を徹底したため、
無事に暑い夏を乗り切ったプラナリアたち

前回の記事では、
4号ちゃんの双頭実験について報告しました。
切断のストレスで死ななかったものの、
どの個体も傷が癒えてしまって双頭にならず・・・失敗。

今度こそは!と、
2号ちゃんで同じく双頭実験をおこなってみました。

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験0日目1.jpg

選ばれた6個体の2号ちゃんたち。
1週間の絶食でお腹を空かせています

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験0日目2.jpg

氷の手術台の上で、
カミソリでスパッと切断です。

前回の反省から、
もっと思い切って尻尾の方まで深く切りました。
もうこれ、すぐに千切れちゃうんじゃない?って思うくらいに。

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験1日目.jpg

切断から1日目。

6個体全部、無事に生きていました。
そして、やっぱりすでに傷が癒着している個体が。

ほかの個体は傷を保護するために
体がクルンと丸まってしまっています。
とりあえず、傷が癒着していないなら
双頭になる可能性が残されているということ!

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験4日目.jpg

切断から4日目。

6個体のうち、傷が癒着して癒えたのが2個体となりました。
かなり癒えつつあるのも1個体。

でも、残り3個体はまだ傷が癒着してないぞ!

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験8日目.jpg

切断から8日目。

ここまでくると、
もう傷口が癒着することはないでしょう。

6個体中、3個体は傷が癒えて元通りの姿になったけれど、
3個体は双頭になったぞー!イヤッホー!

だがしかし・・・

もうちょっと「らしい」姿の写真は撮れないものか?
それに、デジカメの画質を最高にして撮影しても、
小さなプラナリアをはっきり写すのは難しい。

そこで、やしろの森活動スタッフのT田さんにお借りした
USB顕微鏡で撮影してみました

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験12日目1.jpg

切断から12日目。

ウハハ、寄り目がしっかり写ってる〜!

これで、ちゃんと双頭になってる証拠写真が撮れました

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験12日目2.jpg

右頭「おーい、こっちに行くぞー」
左頭「いやだ、こっちに行きたいよー」

あんまり引っ張るとプチッと千切れちゃいそう。
実際は、太くて力のある右頭が勝って、
左頭を引きずって進むんですけどね

(クリックで大きくなります)
2号双頭実験12日目3.jpg

双頭の個体同士、
「お互い難儀やなぁ〜」とか
会話してたりしてね

夏を乗り切ったプラナリアたち、
2号ちゃん、3号ちゃん、4号ちゃん、5号ちゃんの
4系統でした。
9月10日の時点で、合計106匹!
100の大台になると、水換えなど世話が大変ですあせあせ(飛び散る汗)

なので、3号ちゃんを用水路にリリースしました。
自然分裂で一番よく増えてくれた3号ちゃん。
でも、切断のストレスには弱いかも?というのが
リリースした理由です。

あと、5号ちゃんの約半分もリリース。
なぜ半分なのか?
5号ちゃんは自然分裂の過程で、
両端に頭部を持つ個体が出現しました。
(そのときの記事はコチラ

この両端が頭になった個体は、
自然分裂で通常の姿に戻ってからも
ほかの5号ちゃんとは離して飼育を続けていました。
もしかしたら、こういったことが起こりやすい性質を
持っている個体かもしれないと期待して、ね。

その子孫というかクローンたちのみを残して、
残りの5号ちゃんをリリースしたというわけです。
レバーの手土産を持たせてね

これで、

2号ちゃん・・・26個体
4号ちゃん・・・15個体
5号ちゃん・・・11個体

3系統で合計52匹となりました。
(前回の記事より4号ちゃんの数が減っているのは、
欲しいという方に譲渡したためです)

さて、次の実験はどうしようかな?
双頭のプラナリアを作成するという目標は達成できたし・・・

なにか、面白い実験の提案、ありませんか〜?

by CT
posted by まも at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | プラナリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月27日

切っても切っても・・・その7

プラナリアを飼育し始めて、
今日で156日目となりましたぴかぴか(新しい)

プラナリアって
小さく切り刻まれても再生するので
不死身のように思われますが、
実は暑さに弱いんです。
水温が26℃を超えると
死んでしまうと言われているんです。

そこで!
気温が急に上がり始めた7月15日から、
プラナリアの飼育容器を発泡スチロール箱に入れて
保冷材で冷やす作戦を始めました!手(グー)

その甲斐あって、
今も全滅どころか増え続けてくれています〜

現在は、
2号ちゃん22個体、
3号ちゃん35個体、
4号ちゃん17個体、
5号ちゃん28個体、
4系統102個体を飼育中

前回の記事では、
3号ちゃんを縦に切断した結果をお伝えしました。
その後、3号ちゃんを用いて再び切断実験を試みました。
前回の失敗を考慮してカミソリの刃で切断、
双頭のプラナリアを作る実験をしたのですが・・・

4個体中、またしても3個体が死亡
残る1個体は傷が塞がってしまい双頭にはなりませんでした。

3号ちゃんは自然分裂で一番よく増えてくれたから、
切断実験の対象としていました。
だけど、もしかしたら、
切断のストレスには弱いのかも?と思い、
別の系統で実験してみることにしました!

(クリックで大きくなります)
4号双頭実験1切断前.jpg

選ばれたのは4号ちゃんの6個体。

(クリックで大きくなります)
4号双頭実験2切断直後.jpg

頭部から約2/3くらいを
カミソリ刃でスパッと切断!

今回は上手くいくかなぁ?
それよりも、今度は死にませんように・・・!

(クリックで大きくなります)
4号双頭実験3切断1日後.jpg

翌日。

3号ちゃんは翌日には2個体が死んでしまったのだけど、
4号ちゃんは6個体全部生存してたーっ!

ただ・・・
頭部から2/3くらいまで切断したつもりが、
体の半分くらいしか切断できてなかったような・・・?
(上の2個体を参照)

あと、頭部がなくなっちゃった個体が出現(右端の小さい個体)。
切断のストレスで頭部が溶けちゃったのかも?
でも、死亡してないのでオッケー!

(クリックで大きくなります)
4号双頭実験5切断3日後.jpg

切断してから3日後。

傷跡は確認できるものの、
どうやら傷口は塞がって癒えてしまったみたい・・・

ちなみに、真ん中と右端の個体を見ると、
頭部を真っ二つに切断できていなかったことが
よく確認できますあせあせ(飛び散る汗)
氷の上で体を縮こめたプラナリアを
肉眼で縦に半分に切るって難しい〜あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

左下の個体は、
なんとか両目の間をスパッと切断できてたみたい。
とは言え、双頭にはならずに
傷が癒えてしまったんだけれども・・・

(クリックで大きくなります)
4号双頭実験7切断7日後.jpg

切断から一週間後。

まだ少し傷跡が残っているものの、
すっかり元気になって食欲も旺盛!

結局、1個体も双頭にならず
今回も失敗に終わりましたたらーっ(汗)

双頭を作るのは、相当難しいようです。
なんちゃって。アハハ

とりあえず結論としては、
3号ちゃんよりも4号ちゃんのほうが
切断実験に適しているのでは?ということ。

次は5号ちゃんで試してみようかな〜?

by CT
posted by まも at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | プラナリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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